遠隔ヒーリングのメリット、デメリット。および、発熱と好転反応について

2022年05月20日 23:40

「遠隔ヒーリングのデメリット?」

遠隔でしてもらえるのは、とても有難い。自分は出なくても済むから、時間の節約にもなるし、顔も見られず余計なコミュニケ―ションも不要。相手や物やサービスさえ信用できたら。という風に、遠隔地からのサービスの提供、利用が現在高まっています。ですから、メリットについては、ここに詳述しなくても、皆さんのほうが良くご存知でしょう。

遠隔ヒーリングや遠隔ワークで業務をされている方から、そのデメリットが発信されることは少ないかもしれませんし、遠隔ヒーリングや遠隔ワークができない方から、そのデメリットを発信しようとしても、そもそも体験や経験がなければ無理だと思いましたから、以下に遠隔、特に、一般的な医療等とは違う、一般的には目に見えない世界のワークとされているヒーリングやエネルギーワークの遠隔でのデメリットをひとつ述べてみたいと思います。

「お百度詣り」というものがあります。
足運び法という祈願法があって、脚を使うことによって、思念を統一し、その一点に向ける。
「一念三千」という言葉があって、一念のなかにも三千もの世間があり、多くの人はそれを認識できていない、そして修行者の極意は、これを知ること、感じること、そしてコントロールすることにあるということだったかと思います。これと対応した言い回しが「虚仮の一念、岩をも通す」で、コケには普段凝ったところや思念がないので、その一念が集中した時には、物凄い力を発揮するという意味です。ですから足運び法は、奇跡を求めるならば、普段の仕事場や家の中であれこれ思うついでに祈るよりは、普段の場ではない所や、他に気持ちの行きようがない場所で、じっとしていたら頭の中で何かがグルグル回るなら、集中した作業をしていたほうが気持ちも落ち着くし叶いやすいから、足を運ぼうという方法です。

このように、何かを叶えたい方にとって足運び法にはメリットがありますし、このメリットはつまり遠隔ヒーリングのデメリットです。どんな行動でも良いから、行動が伴うかどうかによって、ご本人の気持ちも認識も違ってくるということです。当ヒーリングスペースで拝見していても、やはり遠方から来られる方は気合いがあって、必ず良くなるという気持ちが感じられたりします。そして、気持ちが違えば成果がちがう。ですから、少しでも気力や余裕を回復されたらどこへでも、実際に足を運ばれることをお奨めしています。



「発熱と好転反応」

 「発熱は良いことです!」と、いきなり言うと、戸惑う方も多いかもしれません。発熱すれば、お医者さんに行って、解熱薬を頂くのが普通になっている現在の日本です。では、発熱feverは悪いことなのでしょうか?

 興味深い実験があって、トカゲでの実験(Kluger, M. J., et al. : Science, 188 : 166-168, 1975)なんですが、細菌感染時の体温と生存率の実験です。室温(=ほぼトカゲの体温)の違いによって細菌感染時の生存率が異なるかどうか実験しています。温度が低い順から、34℃, 36℃, 38℃, 40℃, 42℃でやってみて一週間、34℃, 36℃群では1日目で生存率40%を切っています。34℃群はそのまま減り続けて4日で生存率0%。36℃群と38℃群は1週間後に約30%の生存率。40℃群は約70%、42℃群は約80%でした。つまり、体温が高いほうが生存率は高かったのです。もっと興味深いのは、(「医学書院標準生理学第6版」から抜粋)高温,低温の二つの部屋を行き来できるように用意してやるとトカゲは二つの部屋を行き来して体温を一定の範囲に維持し、細菌感染させると高温の部屋にいる時間が長くなって体温が上がる(行動性発熱)。解熱薬を打つと低温の部屋にいる時間が長くなって体温は下がる。そして解熱薬を投与した非発熱群は3日ですべて死亡したが、投与しなかった発熱群は、7日後でも90%以上が生き残っていた。(解熱薬、恐るべし!) 類似の結果は哺乳類(ウサギ)でも得られている。発熱が生存に有利にはたらくことは間違いないようである。実際、高い温度は多くの病原細菌の増殖を抑制し、また免疫担当細胞(リンパ球)の活性化を促す場合がある、そうです。
 一応、注釈を付けておきますね。先ず、発熱feverと、うつ熱hyperthermiaは違うというのは大事な点です。発熱は生体の自動的自律的な活動・調節反応であって、うつ熱は炎天下に曝されるなどによって受動的に体温が上昇した状態です。発熱は解熱薬で抑制されますが、うつ熱を下げるには体を冷やすしかありません。 次に、脳を含めタンパク質は40℃以上で変性する危険性があり、40.5℃以上で体温調節が障害、つまり自律的機能があてにならなくなり、体の中心部の温度が41.5℃~42℃になると発汗も停止して体温がますます上がり熱射病・熱中症になりますから、高温が良いとか、熱を下げたり解熱薬を使うのはダメだ!なんて言っているのではありません。 ただ、「発熱feverはダメだ!悪いことだ!」と短絡的に判断する、反応するのではなくて、生体が発熱を選んだ理由や程度についても考察して行動した方が賢明だと思います。または賢明なお医者さんの処方や言う事を大事にした方が良いという話かもしれません。

 好転反応と呼ばれる現象があって、ホメオパシーやヒーリングを受けると免疫機能が活性化するためか、一時的に体温が上がる、発熱feverする場合があります(一応、注釈を付けておきますと、うつ熱hyperthermiaではありません)。上記のように免疫担当細胞の活性化を促したり、免疫など体内の化学反応を速めたりするためであって、新たに外部から細菌等が侵入したからではなく、内部にあった生体にとっての不都合を顕在化させ対応するための発熱です。一時的な発熱で、対応が済めば治まり、以後は発熱前よりもすっきりとして調子が良いでしょう。

ホメオパシーやヒーリングに慣れた方からすれば、好転反応は運動後の体温上昇と変わらないとも言えますし、考察ができる方からすれば、ヒーリング後の発熱が身体の活性化や好転反応によるものなのか、それとも細菌やウイルス等の感染によるものなのか、考察と判断ができましょうしヒーリングは無毒で良いのですが、 しかし例えば「熱が出るのは悪いことだ」と思い込んでいる方に、発熱が生じた場合、その方は上記のような考察をしないで「熱=悪」と短絡的に原因を外に求め、直前に受けたホメオパシーやヒーリングを悪だと思うかもしれません。ですから、全ての方にホメオパシーやヒーリングをお勧めできるわけではありませんし、感染の疑いのある方、感染・発熱中の方、感染による発熱が治まった直後の方は、当店の遠隔ヒーリングはご遠慮下さい、と申し上げるほかありません。

 コロナウイルスに感染して治まった方には、ワクチン接種に勝るとも劣らない獲得免疫がある筈です。それでいて、対人関係がつらくなったとか、声が出づらくなったり、外へ出づらくなったり、何かつらいことや苦しいことがある方の助けとなろうというのが、今回の遠隔ヒーリングです。

ヒーリング内容もmenu記載「アフターコロナのために調整された」ヒーリングですから、
その方向で調整したワーク、より具体的には、コロナ感染によってオーラ等に被ってしまった3層のエネルギー膜(思考を妨害するザリザリとした雑音、チクチクとしたせめぎ合いの雰囲気、鉛のように不活性で息苦しい疲労感)を減らし、つまった上半身のチャクラ等を少しでも開けて下半身のチャクラ等からエネルギーが上半身に上がって行きやすいようにサポートして、ご本人の自信と発声と思考力の回復に寄与するというワークを、行います。 私もコロナウイルスに感染して痛い目に遭いましたし、世の中、助け合いで保っていることもあるでしょう、どれほど大変な作業か、わかるひとはわかる、特別なメニューだとお考え下さい。

 遠隔ヒーリングの受け方のイメージは、トップページやmenuページのイメージ写真をご覧ください。クライアントさんが寝ていて施術者さんが手をかざしている写真です。その手からクライアントさんまで距離が写真では10~20cmですが、遠隔ヒーリングでは距離が数m~数千kmだとお考えください。つまり、物質界の距離は関係がありません。ただ、遠いので、私はあなたにタオルを掛けることができません。お気に入りの毛布や、おふとん、温かい飲み物など、ご自由にご用意ください。ZOOMも電話も使いませんから、メーキャップも作り声も不要、そのままのあなたで良いのです。1時間くらいですから、途中でお手洗いなどかまいませんが、できましたら先に済ませておいて寝転がるなりなんなり、眠ってしまっても良いような楽な感じが良いです。ご住所とは別の場所でお受けになりたい時は事前にお知らせください。

 そうですね。ヒーリング内容を気に入られたのでしたら、感染・発熱していなくても、御依頼があればお受けいたしましょう。不顕性感染ということもありますし、私も感染する以前から「雑音」は感じていましたから。

遠隔ヒーリングにした理由は、コロナウイルスに感染した後は、本当に疲れてしまって、家を出るのも大変という経験をしたからです。少しでも回復したら、お外に出られることをお奨めします。

 そうですね、「感染とは全然関係ないし、お外でも遊んでいるんだけど、遠隔ヒーリングって初めてだし、面白そうだから!」という方のご依頼も、お受けいたしましょう。人生、面白いって、大事なことですから。

「百聞は一見に如かず」と云います。ネットだけでは伝わらないことも、ありますものね。

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